インターネット等のIT技術が進歩している。
それが、お金や物流のように、概念として生き続けられるのだろうか、ちょっと考えてみた。



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今までは、物理的なことばかりであった

第一次産業革命である工業化。
電気・通信、そして、自動車等の第二次産業革命。
コンピュータの開発による効率化の第三次産業革命。
#Wikipediaには、第三次産業革命は、いろんな説があり、統一されていないらしい

ほとんどが、物理的な世界での話だ。

インターネット等やそれに伴る技術(例えば、Web、SNS、仮想通貨、クラウド技術)は、そのまま概念として、生き続けられるのだろうか?

消えていったものもある

例えば、蒸気技術。
今では、ほとんど使われていない。
電気・石油等のエネルギーに替わってしまったから。
手でつなげる、電話交換機やダイヤルがない電話機。
コンピュータで自動化されて、なくなってしまった。

PCでいえば、ISAバス。
PCIバスにとってかわられた。
そのPCIバスも、PCI Expressの規格で、なくなってしまった。
GPUをつなげるのに必要だったAGPバスもなくなってしまった。
日本でいえば、PC-98xxシリーズのCバスという規格も、PC-98xxがなくなり、なくなってしまった。
また、インターフェースである、RS-232CのシリアルポートやIEEE 1284のパラレルポート、IEEE 1394(FireWire)、PS/2、パラレルATAやSCSIもなくなってしまった。
USBに置き換えられてしまった。

インターネットでいえば、ネットニュース。
Webの掲示板が発達してその役目は終わってしまった。
gopherというプロトコルもあった。
これも、Web技術の発達でなくなってしまった。
UUCPも、TCP/IPの発展(というより、通信の発展)でなくなってしまった。

他にも消えてしまったものがあるかもしれない。

特に、インターネット上の技術の変化はめまぐるしく変わってきている。
変わっていないのは、TCP/IP(IPはIPv4からIPv6に替わろうとしているが)とその上のhttp(www)、smtp等のメールサービスくらいだ。

インターネットの概念は、もう消えないと思うが、その上の技術は、いつ消えるかわからない。
smtp等のメールサービスは、SNSのメッセージアプリによって駆逐されようとしている。
ただ、XMPPという規格があるが、どうも足並みがそろってないのと、統一化されていないので、普及には至らない。
なので、メッセージアプリは、同じメッセージアプリでないと、送受信できない状態である。
http(Web)はどうだろうか?
今も進化を続けていて、なくなる気配はないみたいだ。

進化はしていても、古いPCとかでは表示はされない

一昔前のOSやWebブラウザだと、表示がされないサイトも増えてきた。
特に、httpsは、SSL/TLSのバージョンによって、表示できなくなっている。
#この件については、喜ばしいことではある
#それだけ、セキュリティレベルが高くなるからだ

そういう、WebブラウザやOSは使うなというのが、インターネット界隈のディファクトスタンダードだけど、物を大切にするという点においては、ちょっとナンセンスかなと思う。
ちゃんとサポートされているものであればいいのだが、開発が終了されたり、サポートを終了したりしていると、もうどうにもならない。
しかも、使えるからと言って、捨てずにそのまま使っている人が多い。
#ちなみに、私のブログのアクセスで、約2%の人が、サポートが終わったOSでアクセスされていた。

そういう人たちのサポートが今後の課題かもしれない。

ビットコイン等の暗号資産もわからない

私は、暗号資産が好きである。
あの技術と概念を知ったときは、Winny以来の革命だと思っている。
以前のエントリーでも書いたけど、あくまでも、テクノロジーの話で、暗号資産の価値の差額で儲ける気はない。

ただ、暗号資産のプロトコルが乱立しすぎて、10年後生き残っているかどうかわからない状態になっている。
予言しておくと、10年後残っているプロトコルは、BitcoinとEthereumくらいだと思っている。
あとは、企業でやっているrippleくらいか。
#rippleは、企業主導なので、私は好きではないが

あとは、匿名性が高いプロトコルが残ると思う。

そして、生き残れなかった暗号資産はどうなるのか?
データベースやマイニングをやっているところが1か所でもあれば、生き残るが、そんなプロトコル、セキュリティ的に信用できなくて、どこも扱ってくれない。
そう、NetNewsみたいに…

コンテンツの永続性も不明だ

最近の話題は、ヤフーの電子書籍が新「ebookjapan」に一本化だ。
実質、ebookjapanが吸収された感じになってしまった。
そこで問題になったのは、コンテンツのことだ。
ebookjapanで購入したコンテンツは、引き継げるらしいが、色々制約があるらしい。
#例えば、海外から見られないとか、Yahoo!IDが必要だとか

そういえば、同じような感じで、閉鎖するごとに問題が起きている。 参考
「所有できない電子書籍」問題 サービス閉鎖後、購入者はどうなる? - ねとらぼ

電子書籍は、あくまでも、その電子書籍を読める権利であり、所有権ではないらしい。
参考
電子書籍のたった一つの欠点!所有権はあなたの物ではないという事実 – あなたのスイッチを押すブログ

私も、Amazonで電子書籍を大量に買っているが、サービス閉鎖されたら、全て読めなくなる可能性がある。

こういう、コンテンツの不安定も、概念になりにくい存在だ。
なので、好きな本は、書籍で買う。

また、Webサービスも、永続的にサービスを続ける保証がないという点において、概念になりにくい可能性がある。
サービスにおいては、現実世界でもあり得るので、何とも言えないところもあるが。

このように仮想技術は、概念として生き残りにくい

少し、否定的な意見が多いが、その部分をクリアすれば、概念として生き残れる可能性が高いということだ。

PCからスマートフォンやタブレットに移行したように、通信も、有線から無線に移行したように、アナログからデジタルに移行したように、世の中替わり続けているが、変わらないところもあり、その分野で、生き残れればと思う。

そして、AIやIoT等のインターネット産業を第四次産業革命という人もいる。
果たして、インターネット産業は、概念として残れるのは、どのくらいであろうか。
また、脳に直接働きかける装置ができるのだろうか?
もしかしたら、映画「マトリックス」のように、AIが進化しすぎて、人間という概念を駆逐するかもしれない。

20年後、このブログが残っていたら、読み返してみたいと思う。


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